iPhone8の防水性能について
iPhone8の防水性能について
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今回はiPhoneの防水性能について書いていきたいと思います。
昨年発売されたiphone7は初めて防水性能が搭載されたiPhoneとして話題になりましたよね!
youtubeでは実際にその防水性能を検証した動画がいくつも上がったりしていました。
このiPhone7の防水性能は「IEC規格60529にもとづくIP67等級」という表記になっていますが、
コレっていったいどのくらいの防水性能があるのか表記だけではわかりにくいですよね。
まず、IEC規格についてですが、
IEC とは International Electrotechnical Commission の略で、日本語訳で「国際電機標準会議」となります。
つまり電子工学や電気工学に関する国際標準の規格を策定する団体ということですね。
このIECが定める規格に元付く性能の表記が最も信頼できるグローバルスタンダードとみてよいでしょう。
IEC規格60529 とは?
次にIEC規格60529についてですが、これは国際規格に基づいて水や粉塵の保護等級を判断できるようにするための規格です。
IPコードと言って表記の仕方がIP〇〇という形で表します。
このIPコードは、規格に定められた測定や試験を行い、その結果に応じた値がつくようになっており、
iPhone7の場合IP67となっていますが、これは67ではなく6が防塵性能を7が防水性能を表しているんですよね。
ちなみに防塵性能の等級は
0 ・保護なし
1 ・直径 50mm 以上の固形物が挿入しない
・手の甲が危険な場所に接近しない
2 ・直径 12.5mm 以上の固形物が挿入しない
・指または長さ 80mm を超えない細長いものが危険な場所に接近しない
3 ・直径または厚さ 2.5mm 以上の固形物が内部に侵入しない
4 ・直径または厚さ 1.0mm 以上の固形物が内部に侵入しない
5 ・粉塵の内部侵入を防ぎ、若干であれば侵入しても正常に動く
6 ・粉塵が内部に挿入しない
となっており、iPhone7の防塵性能6ですのではかなり粉塵に強いことがわかりますね!
また防水性能の等級は
0 ・水の浸入に対する保護なし
1 ・垂直に落ちる水滴に対し影響を及ぼさない
・毎分 1mm の 流量で 10 分間の滴下に耐えられる
2 ・正常な位置から15°以内の傾斜で、垂直に落ちる水滴に対し影響を及ぼさない
・4箇所からそれぞれ毎分 3mm の流量で 2.5 分間ずつの滴下に耐えられる
3 ・鉛直から60°以内の降水に対し影響を及ぼさない
・鉛直方向から、両側60°までの角度での散水に 10 分間耐えられる
4 ・いかなる方向からの水の飛沫に対し影響を及ぼさないぼさない
・内径 6.3mm の放水ノズルにて、毎分 12.5 リットルの水を 2.5 ~ 3m の位置から 3 分間以上散水しても耐えられる
6 ・いかなる方向からの水の強い、ジェット噴流に対し影響を及ぼさない
・内径 12.5mm の放水ノズルにて、毎分 100 リットルの水を 2.5 ~ 3m の位置から 3 分間以上散水しても耐えられる
7 ・連続的に水中の中に入れても影響を及ぼさない
・水深 1m に 30 分間沈んでも水が浸入しない
8 ・潜水状態の使用において影響を及ぼさない
・完全防水
となっており、
iPhone7の防水性能は7ですので完全防水ではないものの、連続的な水没も大丈夫というかなり高い防水性能であるようです!
そして今年発売されるiPhone8とiPhoneXの防水性能もiPhone7と同じIP67となっております。
スマートフォンの場合水中で使用することはないのでこのぐらいの防水性能がある意味限界なのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
規格だけを見るとiPhoneの防水性能は意外とすごいということが分かります!
ただ、この規格表記はあくまで実験室内での限られた環境での性能評価ですのでどんな状況にも当てはまるものではないんです。何事にも絶対というのはありませんので、いくら防水性能が高いからと言ってむやみに水没させるようなことはしないようにしましょう!
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水没以外にも画面割れやタッチ不良等お使いのiPhoneに不具合があればぜひスマップル熊本店にご連絡ください!
スタッフ一同心よりお待ちしております!
2017年09月27日