iPhone6sガラス割れとタッチ、液晶表示不良。中を見ると…
iPhoneの『ガラスが割れてもそのまま使用』しているのをよく見かけます。
そのまま使用をしていると、ガラス片で『怪我』をしてしまったり、iPhone6s以降では、3D Touchという指圧機能もあるため、割れているものを液晶に押し付けるような状況が発生し、突然液晶が映らなくなったり、『誤作動』といった不具合が発生することがあります。
大抵がまだ大丈夫と、バックアップを実施せずにそのまま使用を続け、事が起こった時には最近の『バックアップデータがない…』ということも。
やり方さえ知って慣れてしまえば、バックアップはそう難しいものでもありませんので以下参考に実施をお勧めいたします。
参考記事(バックアップ)
今回ご依頼いただいた修理ですが、iPhone6sのガラス割れが発生し、水に濡れてしまったかもしれないとのことでした。
左上あたりのタッチ操作が不安定ということで、液晶の故障が考えれられます。
ご申告にある、ガラス割れが発生した場合に水に画面が濡れてしまうと、液晶が故障する可能性があるのは勿論ですが、内部へ水分が入り込み、水没が発生していまうこともあります。
割れている状況での使用の際、雨などに濡れたり、お風呂場などの湿度の高い場所で使用して内部結露が発生することも…
詳しく動作確認を実施していくと、どうやら操作性だけではなく、液晶表示もおかしくなっており、設定の項目毎に区切られていますが、ご依頼の画面表示では、文字は正常に表示されていますが、各項目の間の線が無くなってしまっていました。
まずは画面交換にて原因の切り分けを実施していくため、内部を確認すると…
赤枠で囲った部分が赤くなっています。
これは水分が付着すると白から赤に変色シールなため、ご申告にあった水分付着により水没が発生してしまっていました。
水分自体はすべて乾燥してしまっていたので、接触部分を丁寧に磨き、新しい画面で起動すると…
正常に表示され、タッチ操作も画面全体問題なく正常に使用が出来ました。
画面割れから今回の様に、水没して症状が悪化すると『突然起動不可』になることもありますので、
故障が発生した場合は、早めの修理をお考え下さい!