【修理専門家が伝える】スマホの水没時やってはいけないこと
iPhone修理のスマップル熊本店です。
ここのところ気温が冷え込んだかと思えば、長袖だと汗をかくくらい暑い・・・
といった感じに入れ替わりがかなり激しく感じられます。
温暖差が激しいということは、急な雨などに晒されやすく、スマホが濡れてしまう可能性も考えられます(;’∀’)
まだまだプールや海の時期が早いとはいえ、今のうちにスマホの水濡れに関しては警戒していきましょう!
①電子レンジでチン
一発目から、「そんな馬鹿な!」と思われるかもしれませんが、これをされる方が一定数存在します。
お米を洗う時に洗剤を使う人がいるという都市伝説まがいのお話しですが・・・
程度によりますが、ものによっては本体がぐにゃっと曲がったりしている事例もあります。
この場合、ほぼほぼ基盤がショートしたり重要な個所のチップが飛んでしまったりと取り返しがつかない形になります。
絶対にやらないようにしましょう(‘Д’)
②ドライヤーで乾かす
電子レンジに近いところがありますが、不要に温めることにより基盤への不具合や破損を引き起こす可能性があります。
ついついやってしまいがちではありますが、こちらはしないほうが吉です。
③スマホ本体を振る
こちらもやりがちというか、あるあるなNG行動だと思います。
特に落とした直後に振って水分を出してしまう・・・。かなり多くのユーザーがしたことあるのではないでしょうか?
なぜ駄目かというと、振ってしまうことで『本来行くはずのない箇所まで水分が浸透してしまう』という恐れがあります。
それでなくとも余分に水気が広がってしまうのでNGです(; ・`д・´)
④水没後に充電をする
あるあるかつ一番致命的なことになりがちな行動です。
水没の厄介なところが、『どの程度水分が混入しているかわからない』といった点です。
「落としたのは少しだけ」といったお客様の声を数多く頂戴しますが、結構な水分が入り込んでいるというパターンは修理店ではよくあります。
結果内部でショートしてしまい、本体がノックダウン・・・
非常に怖いですね(;^ω^)
⑤番外編:乾燥させる
「スマホ 水没 対処法」などとググると、
・米櫃に入れる
・乾燥剤とジップロック
といった方法をよく見るかと思います。
実はこれ、修理店スタッフの視点からすると場合によってはNGだったりします。
例えば水道水や真水のお風呂など、比較的不純物の少ない液体であれば問題ありません。
が、ジュースや海水などは逆に悪化する恐れもあります。
塩や砂糖など不純物が基盤のコネクター部分で固まったりすることが多く、洗浄作業をもってしても処理しきれないことがあるためです。
最悪の場合その箇所が腐食してしまい、本体がお陀仏といった事例も・・・。
最後に
水没の復旧作業は時間との勝負です。
人間でいうところの心配停止状態に近く、蘇生がはやければ早いほど復旧率も大きく上がります。
半面適切な処理が遅ければ遅いほど修理の成功率やデータの復旧率も落ちてしまうため、早め早めのご相談をお願いいたします。
以上、スマップル熊本店でした!